タグでフォントを指定する

さてさて『動く漫画』を作ってみたわけだが…
かなり演出が大雑把で…

なーんだFoooなんてこんなものか

なんて思ったかもしれない。
いやいやいやいや
いやいやいやいや
いやいやいやいや

Foooの実力はこんなものではない!

しかし演出がまだまだ大雑把なのは間違いない。
ここからは、演出の細かな調整を可能にするFoooの様々な機能を紹介しながら
『動く漫画』をより読みやすく、躍動感のあるものに仕上げていこうと思う。

真っ先に手を加えたいのは、文字だ。
とにもかくにも文字が小さすぎる!
サンプルは画面を縮小して掲載しているせいもあって、あまりにも文字が見づらい。

文字のサイズを大きくしたい。
ではどのようにして文字のサイズを変えるかというと…

『タグ』を使う。

『タグ』というとホームページを作成する時に使う言語『HTML』を
思い出す人が多いのではないだろうか。
それが正解。
ここで言ってる『タグ』はHTMLのタグとほとんど同じものだ。

CreateText命令やCreateBalloon命令のtextパラメータでは、
次のようにして『タグ』を記述することができる。


  CreateBalloon(name="台詞1"
    , text="<FONT size=32>それにしても<BR>腹が減った</FONT>"
    , x=564, y=75, tail=-30);

FONTタグで文字サイズを32ピクセルに指定している。
さらにfaceパラメータでフォントを変えることもできる。


  CreateBalloon(name="台詞1"
    , text="<FONT face='MS ゴシック' size=32>それにしても腹が減った</FONT>"
    , x=564, y=75, tail=-30);

このようにHTMLのFONTタグとそっくりなかんじに書ける。
他に色や太さ、影、縁取りの指定なども可能だ。

ちなみにタグを使って改行もできる。
改行にはBRタグを使う。
これもHTMLと同じ。


  CreateBalloon(name="台詞1"
    , text="<FONT face='MS ゴシック' size=32>それにしても<BR>腹が減った</FONT>"
    , x=564, y=75, tail=-30);

では実際に組み込んでみよう。


method Main()
{
  CreateImage(name="背景", image="背景.png"
    , x=0, y=0);
  CreateFrame(name="コマ1", image="コマ1.png"
    , x=440, y=0, alpha=0%);
  CreateFrame(name="コマ2", image="コマ2.png"
    , x="OutRight", y=65);
  CreateFrame(name="コマ3", image="コマ3.png"
    , x=407, y=505, ox="Center", oy="Middle", sx=0%, sy=0%);
  CreateBalloon(name="台詞1"
    , text="<FONT face='MS ゴシック' size=32>それにしても<BR>腹が減った</FONT>"
    , x=588, y=75, tail=-30);
  CreateBalloon(name="台詞2"
    , text="<FONT size=24>クククク…</FONT>"
    , x=485, y=525, tail=160);

  Enter(to="背景");
  wait 1000;

  Enter(to="コマ1");
  Opaque(to="コマ1", time=1000, alpha=100%);
  wait 1000;

  Enter(to="コマ2");
  Move(to="コマ2", time=1000, x=780);
  wait 1000;

  Enter(to="台詞1");
  wait 1500;

  Enter(to="コマ3");
  Zoom(to="コマ3", time=1000, sx=100%, sy=100%);
  wait 1000;

  Enter(to="台詞2");
  wait 1000;
}
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文字が大きくなって、グッと読みやすくなった!


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