同人的活動
時は1997年、大学一年の冬。
独学でゲームプログラミングの勉強に励む日々。
どんな知識が必要なのかもわからず手当たり次第なのでとても効率は悪かった。
そこへ高校時代の同級生から、STG作りを手伝ってくれという話が舞い込んできた。
その同級生はゲーム専門学校に進学していたのだ。
そしてそこの卒業課題のSTGに使う素材作りを手伝って欲しいとのこと。
これは自分には願っても無い話だった。
他人が作ったゲームプログラムというものに、初めて触れられるからだ。
ゲーム専門学校にはありがちみたいなのだけれど、
ゲームを作るのに必要な基礎的なライブラリや雛形が既に用意されていて、
生徒はそれをいじって改造するだけで済むようだった。
っていうかコレ、門外不出だったりしないのかな。
なぜか縦長のドットに翻弄されながらもドット打ちをチマチマ行い
暇を見つけてはプログラムを覗いた。
基礎的な構造は自分が車輪の再発明のごとく独学で編み出してきたこととそうは変わらず
ゲームプログラミングに対してちょっと自信をつけることができた。
一歩前進。
そうこうしていると、大学で同人ゲームを作らないかと声をかけられた。
ゲームプログラミングに対して自信がついたのと
1人で全ての作業をこなすことに限界を感じていたのもあり、同人活動に参加することにした。
RPGを作ろう!ということでプログラミングを開始。
昔とった杵柄というか、キャラクターデザインなんかもしてみたり。
でまぁ…
この同人活動は1年くらいやって…ありがちだけど…
空中分解。
現実とはかくもままならない(´・ω・`)
でもコレのおかげでまた女の子の絵をよく描くようになった。
何が大変だったって…タブレットなんて持ってなかったから、色塗るのを全部マウスでやったのだ。
しかもメモリが32MBしかないマシン(PC9821 V200)で。
1回塗るたびにカリカリカリカリ…カリカリカリカリ…。
死ねる!