ルビを振る
Posted 2013.01.26 in 流動指向ゲームエンジン『Fooo』
タグについて説明したので、ついでにルビを振る方法についても説明しておこう。
ルビとは漢字の上や横に読み仮名を小さな文字で書くアレだ。
難しい単語の読みをわかりやすくるためや、
通常とはまったく異なった読み方をさせたい時などに主に使う。
・をルビにすることで文章を強調するなんて使い方もある。
少年漫画では、読者層を考慮して全ての漢字にルビを振っていることが多い。
単語にルビを振るにはRUBYタグを使う。
<RUBY text='さんま'>秋刀魚</RUBY>
これで”秋刀魚”に”さんま”とルビが振られる。
振り仮名にはひらがな、カタカナ、英数字、漢字を自由に使用できる。
振り仮名と単語の文字数は一緒でなくてもいい。
…しかしこの書きかたはなんとも大げさだ。
単語より前に振り仮名を書くというのも、ちょっと直感的ではない。
実はもっと簡単にルビを記述する方法がある。
(秋刀魚/さんま)
随分すっきりした。
文中において(~/~)という表記はルビの指定と解釈されRUBYタグと同様の効果がある。
さらにルビを振る対象が漢字だけで構成され、
見た目で対象範囲を特定できる場合はもっと簡単に記述できる。
秋刀魚(さんま)
超スッキリ!
ほとんどの場合、この書き方で事足りる。
実際に組み込んでみよう。
style 普通 { face="MS ゴシック", size=32 }
style 小 { size=24 }
method Main()
{
CreateImage(name="背景", image="背景.png"
, x=0, y=0);
CreateFrame(name="コマ1", image="コマ1.png"
, x=440, y=0, alpha=0%);
CreateFrame(name="コマ2", image="コマ2.png"
, x="OutRight", y=65);
CreateFrame(name="コマ3", image="コマ3.png"
, x=407, y=505, ox="Center", oy="Middle", sx=0%, sy=0%);
CreateBalloon(name="台詞1"
, style="普通", text="それにしても<BR>腹(はら)が減(へ)った"
, x=588, y=75, tail=-30);
CreateBalloon(name="台詞2"
, style="小", text="クククク…"
, x=485, y=525, tail=160);
Enter(to="背景");
wait 1000;
Enter(to="コマ1");
Opaque(to="コマ1", time=1000, alpha=100%);
wait 1000;
Enter(to="コマ2");
Move(to="コマ2", time=1000, x=780);
wait 1000;
Enter(to="台詞1");
wait 1500;
Enter(to="コマ3");
Zoom(to="コマ3", time=1000, sx=100%, sy=100%);
wait 1000;
Enter(to="台詞2");
wait 1000;
}
修正点が少なすぎて拍子抜けしただろう。
このくらいルビは簡単に使用できるのだ。