Dante98 2作目『SHIINA ver2.0』
時は1996年。高校二年の三学期。
友達の間での「ゲーム作ろうぜ!」って話はもはや立ち消え状態だったのだけれど…
そんなのお構いなしに一人でガンガン突き進んだ。
容量が足りないとは言っても、容量はもうこれ以上増やせない。
限られた容量の中で、より計画的にデータをやりくりするしかない。
前作は容量のことなど考えず、あまりに行き当たりばったりに作りすぎた。
そこで前作の反省を踏まえて『SHIINA』を一から作り直そうと決めた。
なんて安直な!
前作ではやっつけだったタイトル画面もちょいとオサレな感じに。
いちいち素で読めないかんじに文字を装飾してるのが厨ニっぽいな、うん。
ストーリーは基本の筋そのままでちょっとSF色を強くした。
ロボとか、コンテナ置き場とか、鉄塔とか、高層ビルとか出てくる。
前作ではマップの見栄えにばかり注力しぎて、ゲームとしてのマップの密度感が薄かったので
今回はなるべく一画面にたくさんの道やモノが入るようにした。
ダンジョンのあたりとか見ると差がよくわかるかも。
作業途中に敵キャラのドット絵のデータを入れたフロッピーディスクが壊れ、
半泣きになりながら1週間かけてドット打ち直したのも、今となってはいい思い出………
いや、やっぱ鬱な思い出!
そんなこんなで6ヶ月を費やしてプレイ時間10時間の大作が完成。
全力を出し切った!
満を持して、Dante98の販売元であるアスキーが開催していたツクールの祭典
『アスキーソフトウェアコンテスト』(略してAコン)に応募してみた!
賞とったるどー!!!
で。
落選!
しょぼーん(´・ω・`)
敗因はいろいろ想像がつくのだけど、たぶん最大の問題は『あまりに長編すぎた』ことだと思う。
審査側に立って見れば、たくさんの作品を審査しているのにこんな長いの絶対やってらんない!
良くも悪くも自分が作りたいものを作っただけなのでした。